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大阪IR更新:2024-06-01

大阪IRの経済効果と雇用創出:年間5,200億円規模の試算とは

大阪IR(統合型リゾート)が関西経済にもたらす経済効果と雇用創出効果について解説。年間5,200億円規模の試算の内訳と、インバウンド誘致効果を紹介します。

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試算される年間経済効果:約5,200億円

大阪府・大阪市が公表している試算によると、大阪IRの開業によって関西全体にもたらされる経済波及効果は年間約5,200億円と見込まれています。この数値には、IR施設自体の直接収益に加え、周辺の宿泊施設・飲食・観光・交通などへの間接効果も含まれています。ただし、これは一定の前提条件に基づく試算であり、実際の効果は来場者数や世界経済の状況によって変動する可能性があります。

雇用創出効果:直接・間接合わせて約15,000人

大阪IRによる雇用創出効果は、IR施設の直接雇用だけで約15,000人、関連産業も含めた間接雇用を加えると数万人規模に達するとも試算されています。ディーラー、ホテルスタッフ、レストラン・小売スタッフ、セキュリティ、エンターテインメント、MICE運営など多岐にわたる職種での雇用が見込まれます。IR施設は24時間・365日の運営が想定されるため、多くの雇用が生まれるとともに、スキルアップの機会も提供されます。

インバウンド誘致効果:年間1,000万人超の来場者目標

大阪IRは開業後、年間2,000万人前後の来場者を見込んでいます。このうち外国人観光客(インバウンド)については、特にアジア圏(中国・韓国・台湾・東南アジア等)からの誘致に期待が寄せられています。日本を訪れる外国人旅行者の滞在期間延長(東京だけでなく関西・大阪への滞在)と、一人当たりの消費額拡大が狙いです。IR自体がランドマークとなることで「大阪・関西への目的地としての認知度向上」が期待されています。

税収効果:カジノ収益への課税による財政貢献

カジノ事業者の収益には「カジノ税」が課税され、国・大阪府・大阪市に分配される仕組みです。IR整備法ではカジノ収益の30%が「カジノ収益納付金」として徴収されます(国15%・都道府県と市町村合計で15%)。これは教育・福祉・インフラ整備などの公共サービスの財源として活用される予定です。シンガポールでは、カジノ税収が国家財政に大きく貢献している実績があります。

懸念される社会的コスト

経済効果の一方で、ギャンブル依存症の増加による社会的コストを懸念する声もあります。依存症対策として、相談窓口の整備、入場回数制限、入場料の設定などの措置が法律で義務付けられています。また、カジノを敌视する宗教団体や市民団体からの反対運動も続いており、社会的受容性の観点から継続的な対話が求められています。

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