エッジソーティング
製造上の不完全さによるカード裏面の非対称パターンを識別してカード値を事前に把握するアドバンテージ技術。フィル・アイビーの法廷闘争で有名に。
エッジソーティングは、製造時の精度の問題から生じるカード裏面パターンの非対称性を利用するアドバンテージプレイ技術です。多くの標準的なトランプカードは、180°回転させると繰り返しパターンの端が微妙に異なります。熟練したエッジソーターはこれを識別してカードを表向きにする前に値を判断できます。
バカラでは特定のカード(6・7・8・9など高価値カード)を事前に識別できることが非常に有利に働きます。プロポーカープレイヤーのフィル・アイビーによる有名な事例:クロックフォーズカジノ(ロンドン、2012年)でアイビーと共犯者チャン・イン・サンは4回のバカラセッションで約770万ポンドを獲得。カジノは支払いを拒否。英国最高裁判所は2017年にアイビーが「不正行為」(詐欺的手段による取得)によって勝利したと判示しました(技術自体の違法性ではなく、特定カードを回転させるようカジノスタッフを操作した点)。
ボルガータカジノ(アトランティックシティ)でもアイビーは約960万ドルを獲得し、ボルガータの訴訟によって後に返還と損害賠償を命じられました。両事例とも、エッジソーティングに必要な観察力とスキルは認めつつも、カジノ手順を積極的に操作した点(カードを口実で回転させるようディーラーに指示した)が法的な一線を越えたと判断されました。
カジノの対策:シャッフル時のカード定期回転、全エッジが完全対称なカードデザイン、カードの向きをランダム化するオートマチックシャッフラー、疑念が生じた場合のシュー途中でのカード交換。エッジソーティングの合法性は手法自体ではなく、カジノスタッフの操作の有無によって法的結果が分かれます。
免責事項
本記事の内容は情報提供を目的としており、特定の戦略の利益を保証するものではありません。 カジノゲームはすべて長期的にカジノ側が有利に設計されています。 ギャンブルは節度を持って楽しみ、失っても問題ない範囲の資金でお楽しみください。